ヒマラヤの村では、どの家に行っても子供たちがよく働いています。
近所の子供たちで、12歳くらいになれば、色々お手伝いをしています。
火の番をする12歳の女の子
畑を耕す14歳の女の子
朝、学校に行く前に、米の選別をする15歳の男の子
彼は、学校で食べるお弁当用にチャパティ(インドの平たいパン)を作ったり、野菜を切ったりもしているのを見かけます。
今日は日曜日なのに、友達に会いに行ったり、出かけないの?
と聞いてみると、
みんなが出ていったら、お母さんを手伝う人が誰もいなくなるでしょ?
とのこと。偉いな〜。
田舎では特に、一人で仕事をするのは無理な環境です。
薪を割ったり、家畜のエサやりをしたり、洗濯も手洗で時間がかかります。
大家族のことが多いので、料理の準備も、みんなでしなければ、量が多くて大変です。
田舎の生活は起きているとき以外はずっと仕事という印象。
でも、みんな歌を歌ったり、音楽を聞いたり、冗談を言いながら、実に楽しそうに、働いています!
明るくて、しっかりしている、そんな印象です。
ヒマラヤの村の子供達は本当によく働きます。
学校に行く日も、休みの日も関係なくよく働きます。
学校に行く前に、チャパティ(インドの平たいパン)を作る15歳の男の子。
自分のランチ用に毎朝、生地をこねて、伸ばして、焼いて、ランチボックスに詰めて持っていっています。
10枚くらいを詰めていたので、「そんなに食べるの?」と驚いて聞いてみると、「友達とシェアする」とのこと。
恥ずかしいから、ごまかしたのかな?と思っていたら、メイエルが、「他の友達が、おかずを持ってきてシェアするんだよ」とのこと。
仲いいですね!
彼の弟、14歳の彼も、よく働きます。この日はお父さんと一緒に畑を耕したり、花の苗作り。
彼のお姉さん18歳は、皿洗いやお米の選別。
三人は兄弟ですが、別々に住んでいます。
18歳の女の子は、最近までガントクの私立の高校の寮。
15歳の男の子は、私達が泊まっている、彼の祖父母の家。
14歳の男の子は、お父さんと一緒に違う家に住んでいます。
これは子供たち学校のことや、誰が親を助けるために家に残るかなどを考えて家を選んで住んでいるようです。
日本の子供たちも、こうして小さい頃から家のお手伝いをさせたら、反抗期に入る子供達も少なくなるかもしれません。
子供たちがそんなに働いているなら、勉強はどうなのかと思う読者もいるかもしれませんが、心配には及びません。
インドの教育は日本よりも進んでいて、学校では、みっちり勉強させられるようです。
次の記事ではインドの教育について書いてみます。