Effortless Nature

透明なわたしで生きる
私はインドの仏教圏で、慈しみのエネルギーに触れて以来、深く魅了されていました。
インドの仏教圏を旅して以来、「慈しみ」のエネルギーに導かれてきた理由が、次第にマインドを超えたところで、明らかにされました。
「小さな私」が「透明なわたし」にとけるとき
そこに残るのは「慈しみ」
それが、「悟り」
それまで、「慈しみ」は、悟りに必要な素養であり、手段だと思っていました。しかし、「慈しみ」が、悟りそのものでした。
一緒に生活したヒマラヤの人々は、たとえ頭では分かっていなかったとしても、血の中に、空気の中に、日々の生活の中に、この知恵を自然体で「生きて」いました。
「彼ら自身が、慈しみのエネルギーそのもの」として教えてくれました。彼らにとって、「慈しみ」は外側に感じる対象ではなかったのです。
「小さな私」が「透明なわたし」にとけるとき「慈しみ」は、外に感じる対象ではなく、本性そのものになります。
その本性を言葉で言い表すことは不可能ですが、それを、マインドの世界の言葉を使って、あえて言葉にするなら…。
「慈しみ」とは、ほっとするような、全身の力が抜ける深い安心感。
小さな花に、そっと優しく触れるような愛おしさ。
胸のあたりが、なんだか、くすぐったいような温かさ。
それは、愛しい相手だけでなく、「小さな私」だって、「怒り」だって、全ての対象を包み込んでいます。
私が提案する瞑想の実践は、ただ静かに座ることだけではありません。思考では解決できなかったことも、ダンスを通じて身体を動かし、閉じ込められた感情を自由にすることは、究極の瞑想の実践です。
もちろん、瞑想はダンスの時だけのものではありません。むしろ、ダンス・ワークで身体が解放の感覚を覚えると、日常の何気ない動作、例えば、水を飲むこと、歩くこと、ただ呼吸をすること…そのすべてが、瞑想へと変わっていきます。
人生そのものが「慈しみ」にゆだねられた、終わりのない瞑想になっていくのです。
「小さな私」は、前世や今世も含めた過去から来る怒りや悲しみ、恐れ、不安、孤独を動機にして行為し、また未来の生を生み出していきます。
しかし「小さな私」が静まり、そこに残された「慈しみ」から自然な行為が起きる時、慈しみそのものが行動の動機となり、そこには、見返りへの期待はありません。
ただ自然に行為がなされていくだけなのです。
行為者がいないので、行為の結果も返ってくる場所がありません。
よって来世も生まれなくなります。輪廻の終焉、悟りです。
つまり、あなたが慈しみそのものであることは、そのまま、悟りなのです。
Profile
Kyoko Tsuruda 鶴田京子
1990年より瞑想、2000年よりヨガを始める。神戸市外国語大学、立命館大学大学院(社会学修士)卒業。
1996年から2年間、13カ国を放浪。コロンビアでの日本語教師や書道パフォーマンスを通じ、好きなことをビジネスにする方法を学ぶ。
帰国後、大学在学中からカルチャースクールでダンス講師を務める。
大学院卒業後は六本木ヒルズスクールやヒューマンアカデミー、全国の商工会議所、企業などでヨガやコーチングのセミナーを展開。
独自の「ダンスコーチング」を考案し六本木ヒルズで開講。NHKで15分間特集され大きな話題となる。
2007年、さらなる本質(瞑想・哲学)を学ぶためインドへ渡り5年間滞在。多くの聖者から奥深い知識を学ぶ。
2007年にアーユルヴェーダ(60時間)、タイ古式マッサージ(60時間)のトレーニングを修了。さらに世界的なヨガ専門大学SVYASAにて包括的に学び、インド政府認定ヨガインストラクター資格を取得。
聖者ラマナマハリシのアシュラム近くに4年間暮らし、瞑想中心の生活を送る。
2011年、ムンバイのチンマヤミッションにて1年間(3000時間以上)修行。インド哲学(アドヴァイタ・ヴェーダンタ)を本格修得。
滞在中、ダライ・ラマ法王の講義に2度恵まれマントラを拝受。帰国後の2014年頃にワンネス覚醒を体験する。
2013年より毎年(コロナ禍除く)、日本の生徒と協力しインドでのヨガチャリティや古着寄付、ネパール震災寄付などを継続。
2022年、タイ・チェンマイにて学び、世界的TAO指導者マンタクチア氏認定の「チネイザン(氣内臓)セラピスト」となる。
2024年 ダンスを使った覚醒メソッド「ソウルダンスセラピー」を開始。
現在は「エフォートレス・ダンス・メディテーション」に名称変更。
指導対象は僧侶、俳優、経営者、教育者から主婦まで幅広く、現在は伝統にとらわれずエフォートレスに楽しめる自然体の瞑想メソッド、「エフォートレス・メディテーション」を中心に伝えている。
Profile
Mayel Lepcha メイエル レプチャ
インドのヒマラヤ地方、シッキム州出身のレプチャ族。仏教徒の土地に生まれ、ヒマラヤの大自然に抱かれた自給自足の生活の中で育つ。
薬草を見てどの病気に効くかを直感で感じ取り治癒するシャーマンでありヒーラーの父と、尼の母を持つ。万物への愛から、幼少期に家族の中で唯一ベジタリアンになることを決意し、現在もそれを貫いている。また、幼い頃からマントラ(真言)が身近にある環境で育ち、今も常にマントラと共に生きている。
西ベンガル大学を卒業後、ヨガ講師として活動するほか、貧しい村への保健衛生教育を行う福祉活動、政治家秘書(選挙演説スピーチの執筆)、新聞社のジャーナリスト、大学でのモラル教育の講演家など、多岐にわたる分野で実績を積む。
その後、ムンバイのインド哲学コースにて2年間の修行を修了(卒業後はインドの僧侶になるコース)。
現在は当センターの講師として、教材作成や生徒へのアドバイスを担当。その傍ら、2013年からは自身の出身民族であるレプチャ族の貧しい子どもたちやネパールへのチャリティ活動を毎年精力的に行っている。











